ガジュマルに埋まるタ・プローム遺跡 (その11)
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使用した写真は、ガジュマルに埋まるタ・プローム遺跡 (その11) です。タ・プローム遺跡は、カンボジアにある、アンコール遺跡群と呼ばれる多くの寺院や宮殿などの遺跡群の内のひとつで、12世紀末に仏教寺院として建立され、後にヒンドゥー教寺院に改修されたと考えられている遺跡。ガジュマルによる浸食が激しい。三重の回廊に覆われた遺跡には、文字通り樹木が食い込んでいます。あまりの酷さに修復計画を担当しているインド政府は、タ・プロームの修復計画を発表しました。しかし、現在ここで議論が沸き起こっています。それは、熱帯の巨大な樹木は、「遺跡を破壊しているのか」それとも「いまや遺跡を支えているのか」という議論である。2006年10月現在、この遺跡の修復方針をめぐって、ユネスコを中心とした活発な議論が継続中である。従って、この寺院は、発見された当時のままの姿で残しているので、いまだに荒れるにまかせています。樹木・崩壊石材の除去作業が行われておらず、ガジュマル(スポアン)の巨木の根が建物を押し包むかのように巻き付く。「密林に埋もれ、忘却された遺跡」のイメージと最も合致するカンボジアを代表する遺跡といえます。十一日間連続で紹介します。今日はその最終日です。
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ガジュマルに埋まるタ・プローム遺跡
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